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神戸市、非正規職員の賃金引き上げへ 3%程度上げ、2600人対象に

 神戸市の久元喜造市長は9日の定例記者会見で、神戸市の非正規職員約2600人の賃金を2016年4月に引き上げる方針を発表した。引き上げ幅は予算編成の中で決めるが、3%程度にする意向だ。政府が「1億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策」に賃金の引き上げを盛り込んだことに、神戸市として対応する。

 対象の内訳は臨時的任用職員の約800人、パート職員(主に保育士)の約1600人、任期付短時間勤務職員の200人。久元氏は「経済を活性化するために必要な消費の喚起には、賃金の引き上げが理にかなっている」との見方を示した。そのうえで「神戸市内の賃金水準を引き上げる1つのきっかけになれば」と語った。

 

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