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みなと銀の9月中間期、純利益12%減 与信関係費用が増加

 みなと銀行が12日に発表した2015年9月中間期の連結決算は、純利益が前年同期比12%減の33億円だった。国内景気が足踏み状態でさえない中、与信関係費用が増加した。株式などの売却益が増加したが、補えなかった。年間配当金は前期と同じ5円(中間配なし)の計画を据え置いた。

 与信関係費用とは、貸出金の回収不能が確定したときに確定する損失や、回収不能を見越して積み立てる引当金などを指す。これが増加したことで経常費用が268億円と、前年同期に比べ9億円弱増えた。だた、みなと銀は従来、9月中間期の純利益が28億円になる見通しを示していたが、これを上回る純利益を計上した。

 16年3月期通期の連結純利益は前期比6%減の70億円を見込む。9月中間期の業績を受けて、従来予想の63億円から減益幅が縮小する見通しとした。

 

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