神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

三ツ星ベルトの4〜9月期、純利益9%増 米国で自動車向け伸び最高益

 三ツ星ベルトが9日に発表した2015年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比9%増の32億円だった。従来予想の22億円を大幅に上回った。4〜9月期としては過去最高を更新。米国で景気回復を追い風に自動車向けベルトが伸びた。国内では食品業界向けの運搬ベルトが好調。企業の設備投資意欲の回復が追い風になった。年18円とする配当計画は据え置いた。

 売上高は6%増の347億円、営業利益は10%増の42億円だった。いずれも従来予想を上回り、過去最高を更新した。事業分野別の売上高は、国内ベルトが微増の179億円、海外ベルトが10%増の179億円、建設資材が12%増の25億円だった。海外はロシアの景気減速などを受けた欧州の減少を、米国の伸びで補った。

 2016年3月期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。純利益は前期比25%減の46億円になる見通し。4〜9月期は予想を上回っているため実質的には10月以降の業績予想を下方修正した計算になるが、「中国をはじめとする海外経済に不透明感が強まっている」(決算短信)として、収益予想の見直しを見送った。

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved