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六甲バターの1〜9月期、税引き利益2.2倍の13億円 チーズ売上高が増加

 六甲バターが6日に発表した2015年1〜9月期の単独決算は税引き利益が前年同期比2.2倍の13億円だった。家庭用チーズ製品を中心にチーズ部門の販売数量が伸び、収益をけん引した。前年同期に計上した厚生年金基金の解散に伴う損失の引当金や、減損損失がなくなったのも寄与した。

 売上高は前年同期比10%増の325億円だった。このうち主力のチーズ部門は同10%増の310億円。バター不足を背景として各社の販売促進がチーズにシフトした流れに乗った。ただ国内で調達する原料チーズの価格は大幅に上昇し、輸入原料は国際価格の下落を円安が相殺。市況の恩恵は受けられなかった。営業利益は60%増の20億円だった。

 2015年12月期の通期予想と、配当計画は据え置いた。税引き利益は61%増の16億円を見込む。

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