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「トイレの神様 in 神戸」が優勝 神戸市とNTTドコモのアプリコンテスト

 神戸市がNTTドコモと共同で開催した、「オープンデータ」を活用する観光に役立つ携帯電話のアプリ開発のコンテストでは、関洋平さんの開発した「トイレの神様 in 神戸」が優勝した。トイレの使用中に紙がないなどのトラブルが発生した際、アプリを通じて、たまたま近くにいる別のアプリ利用者「神様」に助けを求められる(画面イメージ=神戸市ホームページのリンク先より)。映像やコンピューターグラフィックスなどの国際展示会であるシーグラフアジア2015の神戸市の展示ブースで3日、最終審査と表彰式を開催した。

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 使用中のトイレの位置は、携帯電話のGPS機能と神戸市が公開している行政データとで即座に特定。「神様」は位置情報を頼りに、速やかに救済に向うことができる。観光地で気になるトイレのトラブルに悩まされず、存分に神戸観光を楽しめるようになるという。神戸市は、コンクールは著作権などの制約なく公開されたデータ「オープンデータ」の展開を促す一環として企画した。

 準優勝は、写真共有サイトのインスタグラム向けに、どのようなテーマの写真かを示す「ハッシュタグ」を写真を撮影する場所によって自動的に生成する「TAGCAM」(BIY UNITEDが開発)が獲得。イロモノ賞には、12月24日の夜、どの夜景スポーットに何組のカップルがいたか動向を探索する「神戸クリスマス・ナイト〜カップルーペ〜」(佐藤修一さん開発)が獲得した。NTTドコモ賞は、地元の観光客が多い、いわば穴場の観光地を探る「Hack the local treasure」で後藤正樹さんが開発した。

 これらを含むアプリ開発部門には14件の応募があった。このほかアイデアの応募は13件。合計27件のアプリは、ソフトウエア開発の共有サイト「GitHub」に掲載する予定という。

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