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神戸ルミナリエ「クラウド」で寄付募る 3万円で記念ボード

 神戸商工会議所や神戸市などで組織する神戸ルミナリエ組織委員会(会長は久元喜造神戸市長)は2日、今冬開催する第21回神戸ルミナリエのための資金クラウドファンディング(インターネットを通じた寄付)で募ると発表した。寄付は専用のサイトを通じて集める。500円から協力できるが、高額の寄付をした協力者には記念品なども渡す。財政難をネットを通じた新たな集金手段で乗り切りたい考えだ。

 神戸ルミナリエはこのところ事業収入が支出に合わず、神戸市や兵庫県などからの補助金を含めても赤字が続いていた。今年8月までの前事業年度は1800万円の赤字。次年度への繰越し金は800万円と、このところの単年度赤字額を下回りほぼ枯渇した形だ。ただ阪神淡路大震災での鎮魂を目的に始まった行事でもあり、継続を希望する声は多い。このため新たな資金源としてクラウドファンディングを採用したとみられる。

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 寄付が集まりやすいよう支援者には神戸ルミナリエの記念品を贈る。3万円を寄付した限定300人には過去20年間のガレリア・フロントーネ(会場入り口のデザイン)を薄い真鍮(しんちゅう)で再現した記念のボード=写真、神戸市の発表資料より=を、1万円を寄付した限定300人には蒔絵(まきえ)ボールペンを、3000円を寄付した限定300人にはラペルピンをそれぞれ送る予定だ。

 

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