神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

神戸の観光スポット描いた阪急電車 わたせせいぞうさんのイラストで

 阪急電鉄は11月1日から、電車の車体側面に神戸の観光スポットなどを大きく描いた車両1編成を阪急神戸線に投入すると発表した。合計8カ所の観光地が描かれる。大阪からも近く、さまざまな体験が気軽にできる神戸の良さを訴える。2017年11月末まで運行する予定だ。阪急電鉄は今回塗装した列車の愛称を公募する。(図は先頭車=阪急電鉄の発表資料より)

f:id:gaku-tokyo:20151031231625p:plain

 車体には神戸出身で洒落た雰囲気が幅広い世代に人気の、わたせせいぞうさんが描いたイラストを採用した。神戸三宮方面から数えて1、3、6、8両目に観光地が2カ所ずつ描かれる=表。車内には今回採用した絵のもとになったデザインを中吊り広告に替えて展示。デザインにまつわるラブストーリーもドア横の広告スペースに貼り出す。

f:id:gaku-tokyo:20151031233955p:plain

 阪急電鉄は神戸をデザインした電車の愛称を1日から募集。ホームページから応募用紙をダウンロードできる。最優秀賞1人には賞品として六甲山ホテルのディナー券(2人分)や阪急の駅から六甲山上までの乗車券などが渡される。優秀賞2人には六甲山ホテルのランチ券など。12月25日が締め切りだ。

 同様に阪急宝塚線には11月から、宝塚ゆかりの漫画家である故・手塚治虫さんのイラストを描いた電車を投入。宝塚大劇場手塚治虫記念館など沿線の観光地の中を、リボンの騎士火の鳥鉄腕アトムブラックジャックらが行き交う。神戸線の列車と同様に、愛称も募集する。最優秀賞は宝塚ホテルのディナー券など。

 阪急電鉄では今年1月から京都線に、京都の観光地などを描いた電車を投入。愛称に決まった「古都」のヘッドマークを付けて走り、乗客から好評という。京都線と並んで阪急の主力路線である神戸線宝塚線にも投入することで、一段の沿線活性化や旅客の増加を狙う。

 

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved