池田泉州銀、「コンソーシアム助成金」対象者への支援拡充 ４日に募集開始

　池田泉州ホールディングス傘下の池田泉州銀行は11月４日に募集を開始する2015年度の「コンソーシアム研究開発助成金」対象者への支援を拡充する。審査を通過すると例年通り助成金を受けられるだけでなく、池田泉州銀が知財戦略に関する相談に応じたり、公的な補助金についての情報を提供したりする。融資商品「関西活性化ファンドＩ」を利用する際に金利優遇も所定の金利マイナス0.1％から同マイナス0.3％に優遇幅を拡大する。

　さらに池田泉州銀が主催する合同企業説明会への傘下を通じた人材採用の支援や、同行が提携する大学などとの技術マッチングなども随時進める。募集期間は24日まで。

　コンソーシアム研究開発助成金は地域経済の活性化を目的に、地元企業の研究開発を支援する。１件あたり最大で300万円、総額3000万円になるよう15件程度の研究開発案件を選ぶ。大学や公的な研究機関なと共同研究や委託研究する大阪府、兵庫県、京都府、和歌山県の企業と個人が対象になる。2004年に始まり、今回で12回目になる。昨年は17件を選定し、第１回から採択件数は合計160件になっていた。