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井戸兵庫知事「兵庫県の農産物は輸出競争力ある」 TPP全容公表で

 兵庫県井戸敏三知事は20日に開いた定例記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉での合意内容の全容が公表されたのを受けて、兵庫県産の農産物について「(イタリアで開催中の)ミラノ博に兵庫の食材を持ち込んだときの評価を考えても、輸出競争力がないわけでない」との見方を改めて示した。一方で、これまで「そういった取り組みをしてこなかったという面がある。(TPPに)対応はできる。ただ、努力は必要だ」と指摘した。

 政府のTPP交渉の結果については「枠組みの中で努力をされたということではないか」と評価した。そのうえで「今度は生産者、国民に対して、どうTPPのメリットを出していくのか、指導なり支援措置をおこなってほしい」と述べた。

 一方で兵庫県の野菜については「今後は都市近郊農業の振興策としてブランド化などを進める必要がなるということでは、いい刺激になると思う」と話し、同じく畜産は神戸牛の実績などを踏まえ「対応力がある」との認識を示した。

 

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