神戸経済ニュース

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全9地域の景況感が横ばい 日銀の地域経済報告

 日銀が19日に公表した地域経済報告(さくらリポート)では、全9地域で景況感が「緩やかに回復している」「回復している」などと前回7月から横ばいだった。近畿地方の景気についても「輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの」との表現を追加したが、「回復している」との見方を据え置いた。

 主要な需要項目でも、近畿の設備投資は引き続き「増加している」、個人消費は「全体としては堅調に推移している」との見方をそれぞれ維持した。

 金融情勢も、預金残高は「法人預金を中心に増加」、貸出残高は「企業向けや住宅ローンの増加などを背景に前年を上回っている」、預金金利は「低水準横ばい圏内で推移」、貸出金利が「小幅ながら低下」との7月時点の見方をすべて据え置いた。

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