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大型コンテナクレーン3基を神戸港に運搬、台風で約1カ月半遅れ

 大阪港と神戸港の港湾施設などを管理運営する阪神国際港湾は、台風の影響で据え付けが遅れていたコンテナクレーンについて六甲アイランドのコンテナバースへの据え付けを再開すると発表した。16日に陸揚げを完了したもよう。当初は8月下旬に神戸港に運搬する予定だったが、台風の影響でクレーンを製造した大分市の港内で漂流、座礁した経緯があった。

 据え付けるのはコンテナの積み降ろしに使うガントリークレーン3基。日本最大級である22列積みコンテナ船に対応した大型のクレーンで、日本郵船が使用する六甲アイランド 南東部の岸壁に設置する。17日付の神戸新聞朝刊は、神戸港に到着したクレーンの陸揚げが16日に完了したと報じた。阪神国際港湾によると電源工事や試運転に2カ月程度必要なため、年内には運用が始められるとみられる。

 クレーンは大分市にある三井造船事業所で製造し、台船に乗せて神戸港まで運んだ。当初、大分から出航を予定していた8月24日に台風15号が九州を直撃。大分市内で台船を係留中にロープが切れ、約3キロメートル離れた護岸まで台船が漂流し、座礁。改めて製造した三井造船が調査点検したうえで今回の据え付けになった。このため当初の予定から約1カ月半遅れでの設置になった。

 

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