Kiss-FM KOBE、新たな観光資源創出に名乗り 「音楽を楽しめる飲食店」
Kiss-FM KOBEを運営する兵庫エフエム放送が新たな観光資源の創出に名乗りを上げた。神戸市は民間から事業提案を受けて実施する課題解決型の事業のうち、「新たな観光コンテンツ創出」を課題とした事業に同社の提案を採用した。さまざまなタイプの飲食店のうち音楽と飲食の両方が楽しめる店を、神戸らしいスタイルの1つとして発信する。近隣府県からの観光客などを呼び込むのが狙い。7日に神戸市が発表した。
これまでレストランやバー、ラウンジなど営業形態別に分類してガイドブックで紹介されたり、放送などメディアで取り上げられたりしてきた飲食店を、音楽が楽しめるかどうかという観点で分類しなおす(図=神戸市の発表資料より)。神戸にはジャズの生演奏が楽しめるレストランなど、音楽に力を注ぐ飲食店が多いことに着目した。
そうした「音楽が楽しめる飲食店」が神戸らしさとして定着するよう、Kiss-FM KOBEのラジオ番組でも積極的にアピールするという。定着に向けたイベントなども展開する目論見だ。具体的な事業内容は年度内に改めて発表する。
兵庫エフエム放送の親会社はSRCマネジメント(神戸市中央区)。同じ傘下には飲食店などのクーポン付きフリーペーパー「レシピ」などを発行するSRCパートナーズがある。グループ会社の経営資源を相互活用する形とみられる。