神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

スカイマーク、全日空とコードシェア契約 新体制が発足

 民事再生手続き中のスカイマークは29日、経営再建のスポンサーから180億円の出資を同日付で受け取ったと発表。100%減資も実施して従来の株主の権利が消失、日本政策投資銀行全日空などのスポンサー企業らによる資本参加が完了した。併せて、中核的なスポンサー企業であるANAホールディングス(ANA)傘下の全日本空輸と、コードシェア(共同運行)の契約を結んだことも発表した。スカイマーク便は現在、神戸空港に離発着する定期便の約3分の2を占める。

 新たな株主である政投銀やANAは臨時株主総会を開き、役員を選任。会長には、筆頭株主投資ファンドインテグラル」代表の佐山展生氏が就いた。社長は政投銀出身の市江正彦氏を選任した。全日空も役員を派遣。新体制が発足した。

 全日空との共同運行について、内容は今後詰めるとしている。同時に、みずほ銀行を主幹事として100億円の融資枠を確保したことも明らかにした。期間は2020年9月29日まで。機動的に資金調達でき、資金繰りにも安心感があることを内外に示した形だ。

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved