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兵庫県の前年度、一般歳出が2年ぶりに前年比減 1兆8926億円

 兵庫県は8月31日にまとめた2014年度の決算は、一般歳出が1兆8926億円と2年ぶりに前年度に比べて減少した。実質単年度収支は4億3400万円の黒字で、7年連続の黒字を確保した。歳入は法人税などが想定を上回り、県債発行額は13年度を下回った。同日の定例記者会見で井戸敏三知事は「景気回復によって好調な税収に支えられた」との見方を示した。

 豪雨災害対策や衆院選、国の補正予算を活用した経済対策と3回の補正予算で歳出を年度途中に686億円増額した。一方で、年度末にかけて中小企業制度資金貸付金で確保した予算枠のうち活用しなかった1227億円を精算する形で歳出を減額。当初予算に対し、差し引き541億円の歳出減になった。

 歳入では県税収入が6301億円と、13年度に比べ6.5%増加した。このうち法人関係税が1313億円。前の年度に比べ14.7%増と大きく伸びた。兵庫県債は2905億円を発行。このうち国からの支払いが遅れている交付金を補填する臨時財政対策債が1621億円を占めた。この結界、2015年3月末時点で県債残高は4兆442億円と13年度末に比べ612億円増えた。

 

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