神戸経済ニュース

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コンテナクレーンが運搬中に座礁 六甲アイランドに据え付け予定、台風15号で

 大阪港と神戸港の港湾施設などを管理運営する阪神国際港湾は28日、六甲アイランドのコンテナバースに据え付けを予定しているコンテナクレーンが海路で運搬中に台風15号の影響で座礁(ざしょう)したと発表した。現在は復旧し、大分市の大在公共埠頭に係留中という。26日朝にも神戸港に入港する予定だったが、改めてスケジュールを調整する。

 据え付けを予定するのは、コンテナの積み降ろしに使うガントリークレーン3基。22列積みコンテナ船に対応した大型のクレーンで、日本郵船が使用する六甲アイランド南東部の岸壁(図=阪神国際港湾の発表資料より)に設置する。クレーンは大分市にある三井造船事業所で製造し、台船に乗せて神戸港まで運ぶ計画だ。

 当初は24日に大分市を出航する予定だったが、台風15号の影響で大分からの出航を延期。台風を避けるため三井造船事業所にも隣接する大在公共埠頭に係留していたところ、25日早朝に強風で台船を係留していたロープが切れたという。その後は約3キロメートル離れた護岸まで台船が漂流し、座礁した。復旧には27日午後までかかったという。

 座礁した際の衝撃などでクレーンが破損している可能性もあり、改めて三井造船が調査、点検するという。このためクレーンの据え付けは当初の予定よりも大幅に遅れる見通しだ。 

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