神戸経済ニュース

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「神戸情報」はネットで収集 14年度の観光動向発表

 神戸に出かける前はネットで情報集め−−。神戸市が17日に発表した2014年度の観光動向調査によると、神戸市内の観光客に情報収集の方法を聞いたところ、「インターネット」との回答が最も多く37.6%と、前年に比べて2.9%上昇した。前年は特に調べずに神戸を訪れるとの回答が最も多かったが、これを14年度は上回った。ブログやSNSなどといった回答も3.1%と、前年の2.1%から上昇した。神戸を訪れる前にネットを検索して情報を仕入れるケースが定着しつつあるようだ。 

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 一方、神戸観光の動機(きっかけ)で最も多かったのは、「家族・友人・知人の話」が最も多く29.1%。「前に来て良かった」が25.7%と続いた。自分自身も含め、信頼できる人の経験が観光の動機になっている様子が明らかだ。ただ、ここでも「インターネット」との回答が18.0%と3番目に多く、前年に比べわずかながら増えている。スマートフォンなどの普及でより簡単にネットで検索できるようになったため、ネット利用が増えた可能性が高い。

 アンケートは神戸を訪れた観光客を対象に調査員が対面で聞き取り調査した。14年5月25日、9月13・20日、12月20・21日、15年2月28日・3月21日の4回に分けて調べ、7202人が回答した。

 併せて神戸市が発表した2014年の神戸市観光客数は、3543万人と前年に比べ0.8%減少した。このうち観光スポットを訪れたのは2233万人(日帰り1725万人、宿泊508万人)と、前年に比べて2.4%減少した。一方で催事やイベントなどを目的に神戸を糸ずれたのは前年比1.9%増の1310万人だった。

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