兵庫県の景気基調「足踏み」に下方修正 ４月の景気一致指数が低下

　兵庫県が30日に発表した４月の景気動向指数（兵庫ＣＩ、2010年＝100）速報値は、景気の現状を示す一致指数が２カ月ぶりに低下し、前月比6.5ポイント低下の115.6だった。数カ月先の景気を示す先行指数は前月比2.2ポイント上昇の88.3と、３カ月ぶりに上昇した。
　兵庫県は、一致指数の動きのみから判断する景気の基調を「足踏みを示している」とした。３月まで３カ月続いた「改善を示している」からの下方修正で、昨年11月まで続いた表現に戻した形だ。
　内閣府は19日、全国の４月の景気動向指数（ＣＩ、2010年＝100）改定値が、景気の現状を示す一致指数が前月比2.1ポイント上昇の111.0だったと発表。３カ月ぶりの改善で、内閣府は一致指数による景気の基調判断を「改善を示している」に据え置いていた。